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- Date:2024年12月02日
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寒い、寒い。
隣の有料駐車場に住んでる猫のタマ(仮)も、車の下で四肢を体の下に収納して、じっ…としている毛玉みたいな状態でした。
寒いね。
昨日は快晴ではなかったものの、晴れていて気温もそこまで低くはなく、気持ちのいい日でした。
買い物の帰り、いつものように近所の大学の前を自転車で通ったとき、ちょうどお昼時だったので大学の目の前にあるスーパーに学生さんがたくさん出入りしていました。
「(私ってこの人たちにはどういう風に見えてるんだろ…)」
地味な色のボトムスに分厚いアウターを着て、おしゃれでもないメガネをかけ、後ろカゴの付いたママチャリを結構なスピードで漕いでいる様は、どう見ても主婦に見えてるだろうな。実際主婦だし。
もう私は彼らとは違うんだ、と、不意に思いました。
就職した時も同じことを思ったけど、その感じ方は全然違っていて、本当はまだまだ何にも社会のことを分かっていないくせに、就職したというだけで「わたし大人になったのよ」とちょっと見栄を張るような気持ちでした。
今感じているこの差異は、そういうものとはちょっと違う。
良くも悪くももう彼らと同じところには戻れないし、これから先はこれまでとは全く違う種類の喜びと苦しみが待っていて、それを受け入れて生きていくのだという気持ち。
一瞬、右側から日が差して、左側に自分の影が映りました。
自転車を漕ぐ、上半身がむっくりした人影。
後ろカゴから突き出ている、青ネギの影。
大人になった。大人になったんだ。そういう直感がありました。
そうか、私の中で大人になるっていうのはこういうことだったのかな、と思いました。
そう思ったら何だかすごく嬉しくなってきて、そうかそうか、大人になったのか、と一人で満足しました。
多分これは勘違いだけど、今の私には必要な勘違いだな、と。
もやもやし続けているよりずっといい。
これから先の色んなことを、覚悟とまでは言えないけど自覚くらいはできている。ということのような気がする。
私、大丈夫かもしれない。なんとかなるかもしれない。
そういう嬉しさだったと思います。
空を何度も見上げてにやにやするくらい嬉しかったので、ブログにも書いておこうと思いました。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。